卒園式の思い出

ちき、19日に3年間通った幼稚園を卒園しました。
最後の方はもうもったいなくて1日1日過ぎるのが切なかったです^^;
ちきも最後の2週間ほどかなり情緒不安定だった様子。
預り保育の先生のお膝に甘えて頭を乗せたり、普段なら泣かないことで泣き出したりしたようです。
そんなちきの卒園式。夫と3人で幼稚園へ向かいます。
ちきは門をくぐると教室へ上がっていったので、夫と2人で教会へ。
並んで教会の椅子に座っていると、私はお式で共同祈願をするので別の席へ移動することに・・・結局夫婦バラバラで息子の晴れ姿を見ることになりました。
私の席は子供の席のすぐ後ろで、とても見やすい場所でした(役得?)。
教会によくある木製の長椅子を後ろ半分に寄せて保護者席で、その前は幼稚園の椅子を並べて子供席。一番前の子供席は卒園生席ですが小さな幼稚園椅子のひとつひとつに紅白のリボンが結んであってそれを見るだけで涙ぐむお母さんも^^
しばらくすると先に年中組さんが入ってきて(年少組さんは長い時間だとかわいそうとの理由で毎年お休みです)、次にいよいよ卒園生の入場です。
教会なのでとっても厳かな雰囲気。涙を堪えているのがはっきりわかる担任の先生の先導で、胸におそろいのコサージュを飾った子供たちが入場します。もうこれだけで涙ぐむお母さん、きっと多数・・・^^;
式の最初は園歌の合唱。園歌はちきの在園途中に作られた歌だけど何度も行事で耳にして覚えやすい曲なのでとても愛着があります。
「き〜よく、かみさまのみちを〜あゆみましょう〜」って、子供たちの揃った声で歌われるともうあかん、涙腺が・・・(笑)
続いて「主の祈り」。いわゆるお祈りの言葉ですがこれがかなり長い。
卒園前から唱和するのを練習しているのでそれでもかなり上手。
家でもよくちきと一緒にお祈りしてます。
ちき曰く「苦しいことがあったときにお祈り。喜びがあったときにもお祈り」だそうです。いつまでも忘れてほしくない大事な心ですよね。
卒園証書の授与では、祭壇に立った園長先生の前に一人ずつ進み出て名前を呼ばれると「はい!」と大きな声で返事をして一人ずつ証書をいただくのですが、皆とてもいいお声。「はい!」と元気に返事をするのを聞くとみんな、成長したなぁ、と。
ちきはこういうのは大抵苦手だけど(そう意外とおっしゃる方多いんですが、ちきこういうのダメなのです)ちきも大きな声で「はい!」が言えてほっと一安心。
その他にも「おおなみのように」という賛美歌を合唱されてまたホロリ。
保護者代表の聖書朗読やPTA会長さんの挨拶があり、園長先生の「PURE,BRIGHT,STRONG」という園の保育方針のお話と(アメリカ人の神父様なので「キヨイココロ〜、アカルイココロ〜、ツヨイココロ〜、PURE,BRIGHT,STRONG」とかいうお話でしたが^^;)また「みんなは神様の子供です。みんなみんな神様の子供。GOD'S CHILDREN。言ってみて。この英語言えるように。GOD'S CHILDREN」、で、子供が言うんです「GOD'S CHILDREN」。
それから退任されるシスターや職員さんのご挨拶があっていよいよ私たちの出番。「共同祈願」というもので、祭壇の前に進み出て、みんなのほうを向いて(神様にお尻を向けることになるのでいいのかなぁと思いましたが)プログラムに印刷されている祈願の言葉を読み上げます。
みんなで4人で分担して読むんだけど、トップバッターだった私。分量も一番多いんですが・・・?でもこういうのあまり緊張しないので、普通に出来たはず。
次は年中組さんの送辞。1年間にあったことを声をそろえていろいろ言ってくれました。「○○くみさんは△△のときに××してくれてとてもうれしかったです」とか。これもかなり長かったですが澱みなく上手でした。
これに答える答辞もさすが年長組。もうすぐ1年生やもんなぁなんて感動したりして。自分の出番も終わってたので泣いても大丈夫かな?なんて、またちょっとホロリ。
最後は「ともだち」という歌
ともだちはだいじやで〜ぜったいなくしたらあかんのやで〜(中筋博治さん作詞)って大阪弁なところが何とも・・・。
でもとてもいい歌詞でじ〜んときました。担任の先生も本当に子供たちが心から歌っていたと式後におっしゃってました。
そして退場。まず年中組さんたちが紙で作った花を掲げて花道を作ります。そこを誇らかに退場する子供たち・・・感無量ですね。
その花道を作っている間、少し間があるんですが年長組さんたちはじっと静かにイエス様を見つめて3年間を振り返っていたんだそうです。
ちきも何か思うところがあったのか、本人曰く「イエス様を見てたら目が痛くなって涙が出た」とのこと。感無量になってたくさん涙が出た子もいたらしい^^
式自体は1時間弱でしたが、厳かで、子供たちもとても集中していい雰囲気でした。式は撮影禁止なので写真はないんですが卒園証書の授与写真は一人ずつカメラマンさんが撮ってくれているので出来上がりが楽しみ♪
そんなわけでホロリホロリの卒園式でした。


その後は各教室に入って担任からのお話。子供は別の部屋で遊んでいて、2クラスの保護者が担任からお話を受けるのですが・・・うちの担任、泣いてるし。
ちきの話だと前日のお祈りのときもこれが最後のお祈りだと思うと・・・と泣き出しちゃったらしい。
連絡事項を先に大急ぎで伝えて、それからはいろんなお話を・・・お母さん方も皆涙ぐんでるし、数人参加してたお父さんにもウルウルの方も・・・と思ってうちの夫を見たら夫も・・・^^;
「みんな、いい子たちばっかりです。でも、もしいい子なのをわかってもらえないときがあったら、幼稚園に来てね、先生たち、みんなのいいところいっぱい知ってるから。おぼえてるから、おばあちゃんになってもおぼえてるから。そう、子供に話しています。幼稚園はふるさとだと思ってください」って・・・あかん、書いてるだけでまた泣けてくる・・・^^;
ちきもこの幼稚園で愛情たっぷりに保育していただきました。
兎角、保護者のかかわりの多い幼稚園で参加行事(全員参加のもの、自由参加のもの両方含めて)が多かったので、お母さんたちにとっても「卒園」でした。
最後にこっそりクラス全員の子供たちが先生あてに書いたお手紙を卒園式間近に回収して役員さんたちがきれいに作ってくれたお手紙スクラップをサプライズで先生にプレゼント。
これには先生「もう、なんですか〜。もう、こんな〜。あああ・・・」と大泣き。全然知らなかったらしいです。大成功!かな^^



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ちきの3年間の幼稚園生活はこうして終わりました。
楽しかった卒園式後のパーティーの話はまた後日・・・。
ちきの通った幼稚園、とてもいい幼稚園でした^^
大事な幼児期を預けられたことをとても感謝しています。
先生方はどなたもとても愛情深くて、いつも優しく見守ってくださいました。
本当にどんな些細なことでもお迎えのときにお話してもらったり、連絡ノートにお返事をもらったりするだけで心が軽くなりました。
お友達も優しいお子さんが多くてちきも一人っ子なので、お友達との関わりから色々なことを学べました。
年少さんのときには年長さんにあれこれお世話をしてもらって、年長さんになったら年少さんのお世話が自然にできるようになっていました。
お母さん方もどなたも優しくて子育てに真摯で幼稚園活動にも熱心に取り組んでいらっしゃいました。
たまにしか参加させてもらえなくても気安く仲間に入れてくださったのでとても嬉しかったです。迷惑はいっぱいかけちゃったと思うけど^^;
それからちき。お母さんに楽しい幼稚園生活をありがとうね。
これからもどんどん大きくなって、優しい心をもったまま成長してください。