裁判官が日本を滅ぼす

裁判官が日本を滅ぼす (新潮文庫)

裁判官が日本を滅ぼす (新潮文庫)

まぁ、タイトル通りの内容のルポなんですが・・・。
山形マット死事件とか光市母子殺人事件とかかなり有名な事件を題材にいかに裁判官が「呆れた」判決をしたのか、というようなことから始まっていかに裁判官が世間知らずで傲慢かっていうようなことが書いてあり、最後は言論の自由と報道、ジャーナリズムってところへ持って来て、筆が走ってるなぁという印象を持つので、結局はこれが言いたい本なんだなぁ、と。
この本が全く的を得ているとは思わないし、全面的に筆者の意見に賛同できる内容でもなかったけど、読み物としてはまぁまぁ面白かったです。
読了後、先生に色々なお話をお聞きして更に面白さが増しましたが、生憎、その裏話についてはここでは披露できません。
ややこしい専門用語もないし、刑事事件を中心に取り上げてあるので読みやすいと思います。
たまにはこんな本も、という方にはお勧めしますが、これが全てではないと思うし、そのあたりは割り引いて読む必要がありそうです。