しばらく更新していませんでしたが・・・
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「わるいやつら」はもうずいぶん前に上巻を読みました〜とアップしてから更新してませんでした・・・すみません。
やっぱり、主人公の医者先生はわるいやつらには見えませんでした。どちらかと言うと警察に追い詰められていくあたり、ちょっと哀れにさえ感じます。
原作がこうだとドラマはどうだったのかなぁと今頃興味が出てきたりしてます。
「海猫」これも映画化された作品のようですね。知りませんでしたが。上司が随分前(きっと話題になっていたころ)に貸してくれたのをなぜかずっと放置していたのですが、先ごろやっと読みました。
函館やその更に峠を越えた所の昆布漁をやる小さな漁村(と、札幌も出てきた)なんかが舞台なのですが、「びょぉぉぉぉ〜〜」っていうイメージですよ、本当に寒そう。
(そう感じられるところに北海道の自然の美しさ、厳しさを描いた作者の筆力の確かさを感じますが。)
内容としてはかなり濃い愛の大河小説みたいな感じですが、愛憎関係がとても密に書かれていて、少し恐ろしいくらいです(よくわかんない伏線もあるけど)。
ところどころ「色香漂う」(くらいがちょうどいいと思う)っていうにはあまりにも性的すぎる描写もあって、その反面、そのシーンがあるからどう?っていう感じもして、あまり趣味ではない作品ですが、映画よりは小説の方がいいそうだし、最後までしっかり読みましたよ。
島清恋愛文学賞受賞作。だそうです。