いい女はいい本ではなかった

いい女 (中公文庫)

いい女 (中公文庫)

なぜか上司が持っていていつのまにか借りていた本。
文章自体にも登場人物の話言葉にも独特の癖があって読みにくさも・・・。
主婦業に専念して家族のために尽くしてた40代女性が同窓会を切欠に自分を取り戻すことに目覚めるんだけど、エステに通って急激にきれいになっちゃって、不倫までしちゃって、何だかどーなん?という話ではありました。
女としてわからなくもないんですけどね。
とにかく、昔のボーイフレンドにあってくすくす笑いあったり、吹き出したり(この2つの表現は本当に多かった)、子供の前で一人称は「ママ」で、そのさらに母親(おばあちゃん)も「ママ」で父親(おじいちゃん)は「パパ」だったりと少女小説みたいな語り口調と設定がイマイチ馴染めませんでした。
主人公が母親として子供に向かうときも「ママは〜なんです」とか・・・しっくりこないなぁ、私は。
オススメかどうかと聞かれると個人的にはあまりオススメしません。
エステに何百万も使って男性に言い寄られましたっ、て言われてもねぇ・・・。