(重量が)重かった・・・

最悪 (講談社文庫)

最悪 (講談社文庫)

600ページを超える長編でした。
先生が奥田さんにはまってるみたいで、貸してくれました。
内容としては、異なる3つの視点で3人の人物が描かれていて、それがいつのまにかこう組み合わさっていって収斂していく、という・・・まさしく「収斂」という言葉がぴったりな感じがします。
どんどんと「最悪」な状態へと坂道を転がっていくのですが、ちょっとした可笑し味や悲哀があるものの、救いようのない残酷な結末ではないので、読後感はそれほど悪くありませんでした。
ミステリに入るそうなのであまり詳しくは書けませんが・・・通勤電車には本当に不向きなページ数ですが、オススメできる1冊です。