こんなのを読んでいました

東京奇譚集 (新潮文庫)

東京奇譚集 (新潮文庫)

実は前回更新の「ヒナゴン」の前に読んでいたのですがUPするのを忘れてました。・・・ハルキさん、ごめんなさい。
不思議な香りのする短編集でした。
独特の世界に引き込まれます。でも短編なので読みやすい。オススメです。
しゃぼん玉 (新潮文庫)

しゃぼん玉 (新潮文庫)

都会でひったくりを繰り返しているような若者がひょんなことから九州の山奥に迷い込み、そこに住む人情味溢れるじいちゃん、ばぁちゃんと生活していくお話。
主人公はともかく、まわりの登場人物がとても魅力的でした。
空中ブランコ (文春文庫)

空中ブランコ (文春文庫)

「いらっしゃ〜い」
ついに文庫化されましたね。またしても伊良部先生に大爆笑・・・といきたいところでしたが、シリーズ1作目の「イン・ザ・プール」ほどの衝撃はなく・・・。恐ろしいことに伊良部毒に慣れてきたのだろうか・・・そんなことはないと思いますが、うちの事務所でも「イン・ザ・プール」の方がインパクト強かったよて、という話でまとまってます。
でも直木賞を受賞したのはこっちなんですよね・・・。
ヴァンサンカンまでに (文春文庫)

ヴァンサンカンまでに (文春文庫)

またしても乃南さんの作品。
うちの先生から全てお借りしているんですが、先生、乃南さんにはまってしまったのか?
こちらは上の作品と打って変わって24歳の小悪魔的女性が主人公。会社の上司と不倫しつつも、将来有望そうな若手のホープとも付き合ってる。愛人と恋人がいて・・・というお話ですが、結構面白かった。
女流作家の恋愛モノって業が深かったりして苦手なんですがまぁこれはこれで。こういうシタタカな女性っているよなぁとか思いつつ、「小首を傾げる」とか「ゆっくり瞬いてみる」とか・・・遠に忘れ去ったことをああ、そうだったかなぁなんて考えてる既に私はかなりのオバサマ・・・。
夫にこれを読みつつ「不倫とかしたら怖いよ〜?」とか色々絡んでたら「この忙しい時期に」と呆れられてしまった・・・。